恋愛下手

「あーもーーーーー、この子はっ！聞いてるだけで、頭にくるねー。他の事にはあんなに頭の回転が速いのに、こんな時はっ（怒）」

これは、某お好み焼き屋のママが私に言った言葉。

そうかーと納得しつつも、かなりグサッときた。

この言葉が出てくるまでの話はこんな話。

◇◆◇◆

夜勤明けのやっさんの部屋にお昼前に、自分のご飯を持参して行く。

やっさんはやっさんで自分の食べたい物を、私は私で自分の食べたい物を。

で、寝る前の晩酌を昼間からはじめた。

食べ始めてすぐに、焼酎が残り少ないことに気が付く。

「いいよ、私が買いに行ってくる」

と、やっさんから、5千円もらった。

焼酎1本と発泡酒6缶を買う。しめて2400円くらい。

焼酎の値段は1600円くらい。

アパートに帰って、やっさんに3500円戻した。

やっさんは

「おつりはいいよ」

と言う。

私は、

「いいのいいの」

と受け取らない。

「でもビール代・・」

「これは私のキープビールだもんねー」

まぁ、やっさんが飲むこともあるんだろうけど・・・。

で、結局お金を最後まで私は受け取らなかった。

◇◆◇◆


これを話して、ママ他常連さん一同に怒られる。

おとーさんは

「男のプライドも考えないと」

りえさんは

「男に甘える事を少しは知りなさい」

きよちゃんは

「一人で大丈夫って思える女の典型的な行動」

ママはさっき書いたとおり。

みんなから、恋愛下手だー、あんたは男だー、男のプライドってもんはー

と説教される。

今まで考えてもいなかった。

ずーっと今まで、割り勘しなきゃ、とか、お給料前だから、ちゃんとしなきゃって思ってた。

「あんたは、男の財布の中身を気にしすぎ」

と怒られた。

そうなのかなぁ。でも確かに、男なしでも生きていけそうとは言われるな。

しょぼーん。