別れ話

3年って、3分で終わらせる事ができるんだ。



えっと、ちゃんと書かないといけないなと思います。

昨日、こうちゃんに電話しました。

今回の事は全て私が悪い。

自分を庇うような事を書いてしまうけど、最近こうちゃんに愛情を感じていなかったのも、本当。

こうちゃんとこの先やって行こうと決めてから、毎日が不安だった。

お金の事や、こうちゃんの嫌な行動の事ばっかり考えていた。

私が買った食材を、職場の人を呼んでの宴会に使うのが嫌だった。

こうちゃんの職場の人とお酒を飲みに行くのが嫌だった。

でも、もう私には、こうちゃんしか残されてなくって、この道しかないんだって思ってた。

一人になるのが不安だった。

だから、感じないフリして、嫌な部分も見ないフリしてた。

だんだん自分が嫌いになっていった。

そう、確かに楽しかった。

御飯作ったり、御飯食べに行ったり。遊ぶのは楽しかった。

今年の初め、免停になった時、こうちゃんは酔っ払っていて、自分の事でいっぱいいっぱいだった。

この人の優しさは、私の欲しいやさしさとはちょっと違うような気がした。

でも、知らん振りしてた。

こうちゃんが、タクシーのおじさんと喧嘩したとき、止めに入った自分。

最後には、私も怒ってた。

こんなの私じゃない。

因縁吹っかけるようなのは、違う。

そんなこと思ってた。

それも知らん振りした。

今月の初め、風邪をこじらせたこうちゃん。

「明日は休みなら、ちゃんと今日は安静にしときーよ」

と電話をして、2時間後、職場の人を部屋に呼んで飲んでいた。

そのとき、

「あなたの飲んでいるそのお酒は私が持ってきたお酒じゃないの？食べるものは私が買い置きしてるものじゃないの？」

そう思った。

「風邪引いてるのに、何しよん。いい加減にしーよ」と電話口で言うのが精一杯だった。

そう、私が勝手にしてる事。こうちゃんが悪いんじゃない。

でも、やさしく暖かく見守る事なんてできなかった。

それから、1度メールを送った。

「暫く会いません」って。

でも、電話がかかってくるわけでもなく、メールが来るわけでもない。

彼にとって私はそれくらいの人だったのかもしれない。

電話で、そう言った。

こうちゃんは

「別れるって言ってるのを止めるような事はしない」

それだけ。

そっか。そうだったんだな。

私の心はもう決まった。

そして、電話を切った。

こんなにもあっさりと終わってしまうもんなんだなーなんて、ちょっとおセンチになったのでした。