がっくーん

2005年9月8日 趣味
6月より

「新規営業、月100件!!」

とか言う、目標を立てられて、それを実行すべくがんばってきたるるさんです。

6月100件

7月80件

8月8件・・・・・・。

ええ、がんばっていますが、数がなかなか伸びません。

と、いうのも、7月の半ばに差し掛かった頃に、7月はじめに訪問した会社から、見積もり依頼がありました。

新規で営業なんて、そう簡単に 見積もり→商談→契約 なんて話が運ぶなんて思ってないし、なんせ今まで営業って言っても、既存のユーザーとの付き合いしかなかった私(つーか、会社がそんな感じだったからな)

だいだい、今までがアシスタントがメインで、私がメインで動く営業なんてなかったし、うちの会社の営業で新規営業をやっているのは実態はぺーぺーの私だけだし・・。

本当に、見積もりを出すもんなのか?騙されているんじゃないか?

なんて思いながらも、

同じ新規開拓組みの課長(コンビ暦10年)と訪問したり、いろいろと調査を進めながら見積もりを提出した。

リースもちゃんと通る会社だし、上からの指示も「やれるだけやってみろ」ってことだった。

そこのシステムをうちで組ませてもらえれば、これから営業を展開していく上でも、会社としてはいい方向に進んでいけるから、この物件に関しては、赤字を出してもいいとさえ言われた。(一回システム組めば、後は流用できるからね)

その会社は現行で動いているシステムがあって、その会社とうちの相見積もりだとかなんとか。

一騎打ちじゃーーーーーー。負けるもんかーーーー。

と思い、SEさんにシステム工数を出してもらい、私はそのこの会社の現在の作業の流れなんかから、機器の構成を組んで、これなら、金額も内容も他には負けない!ってくらいの見積もりを提出したのが、8月の最初。

それから、いろんな提案を出し、会社を訪問したり・・・となかなか自分なりにはがんばったと思う。

課長曰く

「取れた時はうれしかろーが、取れなかった時のダメージをちゃんと自分の中で処理できるようにしておけ」

と言われた。

でも、課長も私も負ける気なんてしてなかった。

お盆休み前、専務に呼ばれこんな話を聞かされた。

「うちの取引先のS社も見積もり依頼の話が来て、提出してもいいか?とお伺いの電話がかかってきた」

と。

S社とはうちとは比べ物にならないくらいに大きな会社で、うちの会社はそのS社から、S社メインの仕事を依頼されてすることも何度かあった。

そんな付き合いがあるからこそ、S社営業担当の専務に電話がかかってきたらしい。

S社曰く、「自分の会社がこの物件を取ったとしても、業務に関する知識がないので、物件が取れた際は仕事を手伝って欲しい」とのことだと言う。

3社競合になった。

でも現行のシステムを組んでいる会社(以下A社)さえこの物件を取らなければ、うちの会社が損することは無くなった。

確立で言えば2/3だ。

1/2よりも確立がいい。

あとは、先方の返事を待つだけだ。

お盆明けにはいい結果が聞けるかもしれないそんな淡い期待を胸に、お盆休みに入った。

お盆休みが明けて、専務に確認してもS社からの返事はなし。

見積もりを提出した会社からも返事はない。

うちが取れるんだったら、早く取り掛かって、先方が希望する11月稼動を実現できるのに・・。

このままだと、希望にこたえることができなくなってしまう。

課長と私はお互いのスケジュールをあわせて、何度か足を運んでだ。

先方の返事は「S社とお宅のどちらにするかを迷っている」との返事。

おぉぉ!これでうちが正式に受注できなくても、システム開発の仕事ができる!(喜)

課長は先方にうちが受注しても、S社が受注しても結局システムはうちの会社が介入すること、S社とうちは付き合いがあることなんかを先方に伝えた。

もう、これで決まったも同然!!

そう思っていた。

でもそう簡単にはいかなくて、S社はW社の紹介で見積もりを提出していると言う。

W社は、システムを組むという力が無く、S社に依頼したんだとか。

最初はW社もS社にそのシステムを組むノウハウが無いのであれば、うちの協力は仕方がないという感じだったらしいのだが、8月の末に、突然、うちの会社と一緒にするくらいなら、この物件を降りると言い出した。

降りてもらうんだったら、こっちは単独で取りに行くだけ。

降りると言っておきながら、結局取引先にいろんなものを(事務機系)を納品してる事なんかの強みで、ぜーんぶもって行ってしまった。

そう、うちの会社は受注がとれなかった。

S社からも・・・。

先方の常務さんは、申し訳そうに

「本当にいろいろと良くしてもらったのに申し訳ない」

と電話で私に言ってくれた。

どんな方法であれ、結果は負けだ。

「こちらこそいろいろと、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。また今後なにかありました時には、よろしくお願いいたします」

と、精一杯明るく答えた。

悔しいけど仕方が無い。負けは負けだ。

出先に出ていた課長にその旨を電話で話したら

「最後の挨拶に行くぞ」

と二人で出かけることになった。

行きの車の中でじわじわとなんんだか悲しくなった。

こんなにいい話が来たのは、自分ががんばったからなんだ!なーんて思っていた私は、

「今から何を心の支えにしていいのかわからない」

って思うほど凹んでいたみたいだ。

「ここで悲劇のヒロイン面しても、仕事が取れるわけじゃない。先方で暗い顔なんてするなよ」

といわれ、一生懸命に涙をこらえた。

「本当にどうもありがとうございました」

二人で挨拶をして、帰った。

先方の常務や奥様、社長がいい人だっただけに一緒に仕事がしたかった。

本当に残念でしょうがない。

でも、最後に挨拶に行った事で、私たちは最後の2%くらいの可能性にかけた。

2番手は2番手なりの最後のあがきだ。

これで、取れたW社&S社のシステムがうまくいかなかったら、絶対にうちに話が来る。

人の不幸を待つみたいだけど、最後まで捨てたくない。

がっくしな結果だったけど、営業うーまん@るるさんにとっては良い経験ができたんだと思うようにした。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索