あれは高校生の時。

小学生の時から痛み出した盲腸をごまかしごまかししていた。

高校に上がるとき、かかり付けの病院の「じじぃ」に

「春休みの内に切っとけ。高校行き始めたら暇がないぞ」

といわれたものの、その時は痛くも、痒くもなかったので、そのままにしていた。

そして、華々しく、高校生活がスタートするはず・・・だった。


入学して、3日目・・・・・・・。

生活環境が変ったせいか、それとも、ひどい便秘が原因か、お腹が痛くなった。

とりあえず、学校では、我慢し、痛みに耐えながら家までチャリで帰った。

腹痛なので、大人しく正露丸を飲み、眠ったのだけど、朝になっても、まだ痛い。

しかも、転げまわる程痛いかと思えば、軽く痛くなったり・・・。

そんな私を見ても、鬼母のかーさまは

「ほら、そんなところに、寝転がっとらんで、学校いってこんね!」

と一言。

い、いやね、痛いのよー。とっても。

とは思ってみても、その頃はまだ、純粋で大人しい子(大嘘)なるるさんは、学校へ行こうと準備をした。

でも、やっぱり痛い。

玄関で転げまわっていると、それを見かねたとーさまが


「病院に連れていっちゃるたい。それから、学校に行かんね。」

と言ってくれた。

内心たすかったーーーーとも思ったし、でも、かなり厳しい高校だったので、休みたくないなぁとも思ったけど、素直に病院へいく。

症状を聞いた「じじぃ」は


「ほーら、だけん言ったろーが、腹膜炎おこしかけとるたい。」


と、勝ち誇っていた。

ヤブなくせに、やるじゃねーか?と思いながらも、じじぃが紹介状を書いてくれ、胃腸外科へと行く。


そして、バタバタと手術の準備。


もちろん毛、そられます。

その病院は、下半身全部でした。

うら若き乙女は、下半身丸だしで、看護婦にTのかみそりで、容赦なくジョーリジョリされました。
(泣)
 
 
お昼、歩いて手術室まで行き、着ているものを全部脱がされ、腰に麻酔の注射をされました。


痛いのなんのって・・・。


で、手術は始まりました・・・・・。


つづく。


コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索