携帯電話のメモリ

2003年7月2日
昨日の日記にも書いたとおり会ってきました。

待ち合わせ場所に約束の時間に着いて、来ていないたかちゃんを待つ事5分。

愛車で奴はやってきた。

車を降りて、さっさと荷物を引き取ろうとする私に

「コッチの車にとりあえず乗るたい。雨も降ってるし」

と言うので、

「いいと?悪いやん」


と言ってみたものの、乗り込む。

話をしていると、たかちゃんの携帯が鳴った。

彼女からだった。


「出たら?」


「いいよ」

「ん?彼女に言ってきてないと?」

「言ってない」

「なんでー。私はちゃんと言って来たさー。『美人で行ってこい』って言われたけど、そんな急には無理よねー。おばかなのさ、彼氏(笑)」

「だって、彼女に同じことして欲しくないから」


それは隠れてやってるってことをだろー?ちゃんと言ってくれば、こそこそしてることにはなんないだろうし、私がなんか悪い事してるみたいじゃないのよー。

とは思ったけど、言わなかった。


電話で話した時に後頭部が痛くて、検査に行ったとか、不整脈があるから検査したとか、そんな話を聞いていて、ちょっと心配だった私。

見た感じ、なんだかやつれてるようにも見えたけど、これは軽いノイローゼみたいなものだろうなぁ・・・なんて、一人で考えてた。

仕事が上手くいかなかったり、現在の彼女の我侭に付き合わされているのだという。

そんなに体に支障をきたすような付き合いならば、止めればいいのにとも、思ったけど、それも余計なことなので、言わなかった。

でも、こんなに言葉を選んで話さなきゃいけない相手だったっけ???

一言一言を、頭で確認しながら、たかちゃんが凹まないように、話をいている自分がいた。

そして、やっぱり、彼女には、男友達とかと、電話はしてもらいたくないし、メールの交換もして欲しくないのだそうだ。

その時思い出した。

ああ、私はこの、ちっちゃな物の考え方しか出来なかったこの人に愛想をつかしたんだった。ってね。


約1年離れて、違う人と付き合って、しかも、今度は年下と付き合っているっていうのに、こいつはちっとも成長してないなぁ。

どっちかっていうと、後退してないか???

と思った。

ここに来る前に、たかちゃんの成長を少し楽しみにしていた私はちょっとがっかりした。

彼女との話をしているのを聞いたら、プチショックなんてうけるのかなぁ?なんて思ってたけどちっともショックじゃないし、なんだか可哀想にさえ思った。


そんなこんなで、彼女からの電話のおかげで、たかちゃんはおどおどと落ち着きが無くなって、早々に

「帰ろうか?」

と言ってきた。

私も引き止める理由もないし、約束の物は返ってきたのでもうよかった。

約10分。

そして、帰りの車の中ではっきりと別れてよかったんだって事と、今の私はこうちゃんがとっても好きだってことがわかった。
 
 
 
そして、今日、私は携帯のメモリから、たかちゃんを削除した。

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