我が家の貴重品

2003年4月28日
朝起きて、「おはよう」を言う間もなく、かーさまが

「ねぇ、ねぇ、居間みてーーん」

と言う。

なによー。挨拶が先でしょーと思いながら居間を覗く。

 
「ふぇぇぇぇぇぇぇぇ。どーしたとー。誰がお金はらったとー(すぐお金の出所がきになる私)」

「とーさまが、ぽーーーーーーんとね」


「えぇぇぇぇ。とーさまのへそくりすげーーーーーー。いくらしたとーーーーーー?」


「まぁ、○○万円からちょこっとおつりがくるくらいかなぁーーー」


「えぇぇぇぇぇぇ。とーさま、私今欲しいものが・・・・」

「自分で買いなさい!」

と一括。


なんと、家の居間にはでぇぇぇぇぇんと、デジタルプラズマテレビが座っていた。


しかも、かなりでかい。


我が家の電化製品というのは、壊れるまで使うがモットー。

今まで居間に座っていたテレビ君は、15年以上は居間に座っていた。

もちろん、我が家にはBS放送なんて無縁だった。


でも、でも、テレビ君は壊れていなかったはずでは・・・・。


「前のテレビ君どーしたと?」


「電気屋さんに引き取ってもらった」

「えーーーーーーーー、もったいない。あれってまだ映ったやん」

「でも、置くとこないし、そんなにテレビが何台もあってもしょーがないやん」

た、確かに。

我が家にはテレビもビデオも、住んでる人より多くある・・・・。

にしても、また、思い切ったよなぁー。

なんでも、今一番の最新型だとか・・・・。(無知)
 

「最初はね、ふらっと見てるだけやったとけどね、どーしても買うってとーさまが聞かないから・・」


とかーさまは言っていた。


確かにとーさまは最新とか新しいとかという言葉に弱いし、珍しいものが好きだ。

テレビゲームなるものが我が家に来たときも、まだ私は3歳くらいだったと思う。

「ファミコン」とかそんないいものではなくって、画面に白い棒と四角い玉が出てきて、ゲーム機のダイヤルを回す、テニスゲームみたいなやつ。

次に覚えているのは、ビデオデッキ。


小学校1年生だった。
 


まだ、どこの家にもなく、友達がわざわざ家に、それを見に来たっけ。


それから、最初のうちはみんな物珍しくて使っていたが、いつのまにか洗濯物干しと化してしまった
 
「ぶら下がり健康機」


背筋を伸ばす椅子みたいな

「オレンジチェアー」
 
とにかく新しくて珍しい物好きなとーさま。

かといって、次から次へと買い替えるわけではなく、特に電化製品は、一度買ったら、壊れるまで使う。

ちなみに、居間にあるビデオデッキは、そのあと私が高校2年生の時に買い換えたっきりで、今現在も使用。

まだ、2台目(笑)
 

電子レンジにしても、2台目。
 

「とーさま、こんな高い電化製品買ったんんら、泥棒に取られんように、見張っとかないかんやん」


「そうさー。これからどんどん年寄りになって動けんくなるけん、ちょうどいいと」

「にしても、我が家の一番の貴重品やねー。一番高いっちゃない?」

「なんがやろーか。お父さんが一番貴重品にきまっとろーもん」

「・・・・・・。だってよ、かーさま。一番貴重品の妻としてのご意見をお聞かせください。」


「ノーコメント」


ということで、我が家の貴重品は今日から「とーさま」ということになりました(笑)
 
 

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