はぁー。

かぁさん、とうとうこの日がやってきたのですね・・・。

31年間立派に育ててくれてありがとう。

ふんどし締めなおしてがんばってくるよ。


などとは思わないが、とうとうこの日がやってまいりました。
 
 
 
 
 

「そろそろ、皆さんをホールへご案内しまーす」


の声で、背筋をピシッと伸ばす。

さぁーはじまるぞーーーーーーー。
みんなが会場へと入ってくる。


司会を受けた時の話では、50人程度という話だったけど、実際に集まったのは70人強。
 
ほとんどが、友人や先輩ばかり。

年齢でいえば私と同年代なのだけど

「ほぇぇぇぇぇぇ」

と心の中では思った。
 
実際、100人を目の前にして、パソコンの講習会をやってきている私。

そう言い聞かせて、自分の気持ちを高めていく。


「本日は皆様、○○くんと○○さんの結婚を祝う会へご出席いただき誠にありがとうございます。本日司会進行を勤めさせて頂きます・・・・・」


と最初の挨拶でみんなが一斉に私の方を見る。

「ぎゃぁぁぁぁ。やめてーーーーーーー」

内心はこうなんだけど、スマイル(多分ひきつっていた)で進めていく。

代表幹事(名ばかり)の挨拶が終わり、新婦先輩が乾杯の音頭を取る。

「◇◇さんどうもありがとうございました。本日のお料理はバイキング形式となっております。皆様ご自由に席を立たれてお取りください。ではしばらく歓談でお楽しみください」


もう、噛み噛み(笑)

いいのか?こんな司会でいいのか?


なんて思いながら、ギター演奏やフルート演奏で進行が進んでいく。

ホール担当の人が、気を使ってくれて、

「お飲み物やお食事をお持ちいたしましょうか?」

と言ってくれたもの、そんな余裕もなけりゃ、食べる場所もない。

「ありがとうございます。ウーロン茶をお願いします」

本当はビールが飲みたかった(おいおい)んだけどね^-^


次はケーキ入刀。

これは、神社での式と披露宴だったシズちゃんの為に、私がホテルの人に無理を言って用意してもらったもの。

やっぱり、ケーキ入刀ってやりたいしね。

私からのささやかなプレゼント。

「カメラやビデオをお持ちの皆様。シャッターチャンスです」

「では、ケーキ入刀です」

じゃかじゃかじゃぁぁぁぁぁぁん。


と二人が生ケーキにナイフを入れる。

私はそーっと後ろに回り、新婦にフォークを渡す。


「さぁ、2回目のシャッターチャンスです。新婦にフォークを渡しております。さぁ、新郎の口にケーキを・・・。」


「いやぁぁぁぁん。ラブラブーーーーーー」


会場がどっっと笑ってくれる。

よしよし・・・(笑)


私の緊張もなくなってきたぞぉーーーーー。


そして、友人からの歌のプレゼント。

実は、歓談中に席を回り、希望者を募ったのだけれど、一人だけだった。

しかも、その人が

「何人くらい歌われますか?」

と聞いてきたときに、

「4、5人」

とか張ったりで言ってるし(汗


「かちょーーー。どーしよう。一人しかいないよー」

「おまえ責任とって歌え」

え。

まじですか・・・・・・(汗


1曲目が終わって

「ここで、皆様にお知らせしなければならないことがございます。先ほど歌っていただきました、○○さんに何人歌うか?と聞かれて、4、5人ですとお答えしたのですが、ほかにどなたも希望者がいらっしゃいませんでした。ここでお詫びを申し上げますのと、責任をとりまして、私が歌わせていただきます。」

と言ったあと、カラオケのステージへダッシュ!!
「どんなにまよっても〜♪泣いても〜愛があれば大丈夫〜♪」


ええ、歌いました。

半分やけです(笑)


歌う司会です。


「新郎新婦の愛の深さを計る為に、ゲームを用意してきました」

とまたまた、るるちゃんステージへ。

新郎新婦をステージに連れていき、それぞれ来客の中から男女5人ずつ、出てもらう。

来客の人たちはなかなか、大人しいしとばかりだったので、こちらから強制(笑)


一人一人新郎新婦へのお祝いの言葉をもらい、ゲームへとすすんでいく。

まずは新郎にアイマスクをしてもらい、椅子に座ってもらう。

そこへ出てもらった女性プラス新婦の手を順番に触ってもらい、どれが新婦か当ててもらう。

「これで二人が破局を迎えたとしても、一切の責任は負いませーん」

などと言いながら、進行していく。

新郎が終わったら、新婦。

「今回このゲームのことを話したら、新婦は目隠しでもいいから、この人の手を触りたい。なんて言ってた、わが社のイケメンも参加してまーす」

と新婦のゲームを進める。

ゲームも終わり、結婚の報告として、神社での式の様子をビデオで流す。

あともうちょっとーーーーーー。


高校の友人たちの花束の贈呈が終わり、新郎新婦からお礼の言葉。


新郎は男泣きしてます。


そして、万歳でお開き。


「本日はお忙しい中、祝う会に起こしいただきありがとうございました。私事ではございますが、初めての司会でお聞き苦しい点もたくさんございましたが、最後までありがとうございました。新郎新婦が後方出口で皆様をお見送りいたします、今一度新郎新婦に拍手をお願いいたします。」
 
「ぱちぱちぱちー。」

拍手の中に混じって、

「司会者さんおつかれさまーーー」

と聞こえてきたときは、ちょっぴりウルっとなってしまった。
ガッチガチの司会で、噛み噛みだったけど、今回司会をしてよかったと思ったし、こう言う形でお祝いのお手伝いができてよかったと思った。

できれば、手伝いじゃなくって自分が幸せになりたいけどね(笑)


終わってから?

ええ、打ち上げと称して、課長とビールのみまくりでしたよ^-^

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索