弁論大会

2002年11月19日
皆さん弁論大会って、懐かしいと思いません?

中学3年生の時の話。

私は、弁論大会のクラス代表になった。

と、いうよりも、担当の国語の先生を口車にのせ、クラス代表の座を手に入れた。

なぜ?って(笑)

それは、どうしても、ある人物に仕返しがしたかったから。

仕返しするには、公の場でやってやろうという、ずるい考えから。

なんの仕返しかというと・・・。

中学3年になる春休み。

私の自宅には、何度も何度も無言電話がかかってきていた。

最初は、知らない人が

「お宅の娘だしなっ!」

ってな感じの電話。

私が電話に出て、誰の仕業かわかって、それに応対しなくなったら、無言&ワンギリ攻撃。

家のかーさまは、ノイローゼ寸前にまでなった。

同じクラスだったMちゃんの仕業。

MちゃんはMちゃんなりに、何らかの理由があったのだろう。

なんってったって、お山の大将るるちゃんだったので(笑)


その頃思ったことは、

「私に文句があるんだったら直接言えばいい。」

(子供の喧嘩だったしね)


なのに、違う人を使ったり、無言電話をかけてきたり、ワンギリしたり、姑息な手段での攻撃。

「警察に逆探知を頼んだので、誰がやってるのかすぐわかるよ」

という、電話口での私のはったりで、いたずら電話はなくなった。


変な正義感がある私は、そんな方法が許せなかったし、自分の家族が巻き添えになったのが、許せなかった。

相手がそんな方法を取るんだったら、私だって負けてはいない。

学校が始まり、私は様子をうかがった。

絶対に仕返してやる!!

まぁ、負けん気が強かったのと、まだまだ考えが子供だったのですねぇ。(遠い目)

で、弁論大会の話が出たときに私は

「これだっ!!」

と思い飛びついた。

先生を丸め込むのは簡単。

もともと優等生面していた私は、先生に

「どうしても、みんなに伝えたい事があるので、クラスの代表にしてもらえませんか?」

と訴えた。

先生は私の原稿に目を通し

「すばらしい!あなたの思いが届くといいですね。」

と太鼓判を押してくれた。

タイトルは

『見えない犯罪』

いたずら電話がいかにいけないものなのか、犯罪と同じなんだと、訴えた。

もちろん、Mちゃんだけを見つめて♪

弁論大会が終わり、すごすごと会場を後にするMちゃんを見て、

「勝った!!」

と、思った。

私とMちゃんの対立は、随分前からのことだったので、周りの友達は、いたずら電話の犯人が誰だったかわかったようだったし、同じように被害を受けている人もいたことがわかった。

まぁ、先生に

「誰なの?」

と聞かれても、私は確かな証拠もないのに、Mちゃんを犯人にはしたくなかったので、Mちゃんの名前は出さなかった。

お灸を据えるだけでよかったから(笑)

しかし・・・・・・・。

私はあれよあれよという間に、学年代表となり、学校代表として、市の弁論大会へ出場することとなった。

こればっかりは、とんだ誤算だったのです(笑)

でも、今思い出せば、偉そうな事書いてたよなぁ〜。

「みなさん?どう思いますか?電話では相手が見えない。それをいいことに、嫌がらせをする。これこそ『見えない犯罪』ではないでしょうか?」

なーんて、熱弁を振るっていたのですよ(汗)

今じゃ、携帯のワンギリなんて日常茶飯事になってしまった。

ネットだって同じ。

るるちゃん曰く、

『見えない犯罪』がわんさかな毎日なんですね。

全くそれに気がつかない人も中にはいるんだろうけど。

子供のいたずら電話と、同じレベルとは言わないけれど・・・。


なんだか、昔のことを思い出してしまった日なのでした。







コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索