よしよし

2002年11月13日
こうちゃんのアパートで目が覚めた。

あー、そうかー、昨日から泊まってたんだっけ。

隣でグーすかとこうちゃんも眠ってる。

ん?でも何時寝たんだっけ?

確か、焼き鳥屋さんを出て、それから、カラオケに行って、帰ってお風呂に入って・・・・・。


そうそう!

「こんなこと滅多にないけん、のみぐっちょする!!」

と張り切っていたのに・・・。

どーも、いつのまにか撃沈してたらしい・・・(汗

時計を見るとお昼。

「こうちゃーん。起きてよー。今日挨拶に行くんでしょ?何時くらいに行くの?」

「んんんんんー。気が向いた時間。それよか腹減ったぁー」


あー、このまま行くと多分、にーさんとこには行けなくって、おやっさんとこ1箇所くらいしか回れないよなぁー。

なんて思いながら、お昼ご飯の用意をする。

今日のお昼ご飯はミートソース。

実は、前にこうちゃんのアパートに一人で泊まったときに、作って冷凍していたもの。

解凍しながら、麺をゆでる。

その時、私の携帯が鳴る・・・・・。

課長からの着メロ・・・。

ああ、仕事の話だなぁ。なんだろう・・・。

と思いながら出る。

課長からの電話の内容は、仕事を教えてる女の子が課長にかみついたって電話。

気がかりにはなっていたんだけど、まさか・・・・。

電話を切った後、こんな日に有給をとってる自分がくやしくって、そして、気がかりになっていたにもかかわらず、そのままにしていた自分の無責任さに腹がたったり・・・と思わずその場で泣いてしまった。

実は今まで、こうちゃんと喧嘩しても何があっても泣いたことが無かった。

絶対この人の前では泣かないって決めていた。

だから、我慢して我慢して、涙が出ないように一生懸命こらえた。

でもダメー。

ぽろぽろ、ぽろぽろと次から次へと涙が出る。

前の日、こうちゃんのアパートへ向かう途中にこうちゃんに気になっている彼女の事なんかを話していたから、何の電話だったかは、わかったのだろう。

コンロのガスを切って黙って、私をよしよししてくれた。

そんなこうちゃんの気持ちが暖かいなぁなんて思ったら、今度は声まで出てきた。

「うわーーーーーーーーん」

大声で泣いた。

こんなに声を出して泣いたのは、何年ぶりだろう?

そして、伸びたパスタを二人で食べた。

「もう少し早く課長が電話してくれたら、パスタは涙の塩気で茹でれたのになぁー」

なんて、はちゃめちゃなこうちゃんの慰めがとってもうれしかったのでした。

こうちゃん、ありがとう。


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