1年前のこと

2002年2月28日
私は1年前不倫というものをしていた。
(おっと最近もしてたぞ(爆))

私は不倫だなんて思ってなかった。
ただ、ふつーに好きになった人に奥さんと子供がいただけだと思っていた。
だからって、結婚したいとも思わず、彼の家庭が気になることもなかった。
ずーっとこのままの状態が続けばいいなぁ〜って思った。
でも、そんなに簡単に行くはずもなかった。

生きていく中ででこんなに人を好きになるとは思わなかったし、こんなに早く終わりがくるなんて思わなかった・・・・・


彼の名はわたる。
中距離のトラックドライバーだった。
知り合ったキッカケが笑う。
当時、私は携帯のiモード初心者で、着メロサイトでメロディのダウンロードをする時に出会いのサイトに会員登録してしまった(爆笑)

その日はずーっと携帯が鳴りっぱなし・・・。
どーしてそんなことになったかもわからずに困っていた。
結局原因がわかり登録を解除して、そのメールの嵐はおさまったけど、それから、2.3日は1.2通のメールが届いていた。

朝、会社へ通勤(実家から会社へ^^)途中に携帯がなった。
「また・・・・・。もういい加減にしてほしい」

そう思いながらも、朝の通勤渋滞にはまっていた私はちょうど退屈してたのでメールを見た。
「29歳。男。結婚してるけど、メル友なろうよ!!」

ありきたりの文章だった。

年齢が同じということと、ちゃんと結婚してるって隠さないわたるに好感をもった。

メールを交換して、電話で話して会うまで、そして恋に落ちるまでに時間はかからなかった。

お互い、時間が合えば必ず一緒にいた。
昼でも夜でもかまわずに。

話が合った。二人には何か同じものがあった。
一緒に居るとそれだけで楽しかった。

わたるは夜動く仕事を多く入れて、私を一緒に連れてってくれた。

時には朝早くに電話してきて

「雪・雪がすごいぞー。今外にきてる。出てきてごらん」

と私の実家の近くに来ていてビックリしたこともあった。

私と一緒に居る時間が増えて、わたるは家に帰ることが少なくなった。

二人とも、ただ一緒に居ることだけを考えていた。
でも、私は自分の気持ちは言わなかったし、わたるも同じだった。

ある日私たちはお互い仕事を休んで遊びに出かけた。
前日から一緒だったから、

「今日は早めに家に帰ったほうがいいね」

などと話していた。
今思えばそんなことしなければよかったのかもしれない。

わたるのトラックがある駐車場にわたるを送って行って、ついついそこで話込んでしまった。

「あー。うちの嫁の車と同じ・・・・・・・。嫁やん!!」

そう、私の車の前に一台の車が止まる。
そこから、オンナの人が降りてきた。

「そーっとバックして、逃げろ・・。」

なにがなんだかわからなかった。
とにかく言われたとおりにした。
うそだろーって思った。

口から心臓がでてきそうっていうのはこんなことなんだ(爆)

私は、わたるを乗せたまま逃げた。
もちろん、嫁は追っかけてくる。

どーしようと考え、高速道路に入った。
それでも、嫁は追っかけてくる。
もちろんそうだと思う。
自分の旦那が他のオンナの車に乗ったまま逃走してるのだから。

高速道路でラリーになった。
怖くて、怖くてどうしようかと思った。

でも、そんな中

「高速道路の最後って何処だろう」
と考えていた。

途中で嫁があきらめ、私たちもその次のインターチェンジで降りる。

見つかってからずーっとわたるの携帯は鳴りっぱなし・・・。

トラックのある駐車場の近くまできて、

「俺はここから歩いて行く。いいか、暫らくの間、俺が連絡するまではしてくるな。おまえに迷惑がかかるようなことだけはさせないから」

と言い残し、車を降りていった。

これで、終ったんだ。
悲しくて、悲しくて涙が出た。
でも、どうしようもなかった。

もう、連絡なんてこないと思った。

やっと夜眠れるよになってきたある日、朝の出勤途中に公衆電話からの電話。
わたるだった。

「俺、今日仕事休める?」

ビックリしたし、もう会えないと思っていたはずだったのに。
私は仕事を休み、待ち合わせの場所へと急いだ。

それから、この前から今までのことを話してくれた。

大変だったこと。
嘘がつけなかったこと。
私に直接会って話をすると奥さんが言っていること。
子供が成人するまではやはり、離婚することは出来ないこと。

離婚って、そこまで考えていたなんて思わなかったし、そんなことは望んでなかった。

その日はいろんなことを話した。
私は最後だと覚悟していた。

ここまできたら、私は覚悟を決めなきゃいけない。
この人からさよならは、きっと言えないなと。

「上手に浮気が出来ない人とはもう付き合わない」

この言葉を言うのはつらかった。
でも、もうこれ以上情けない、わたるを見たくなかった。
私から開放してあげれば、楽になるだろうと思った。

「わかった。」

わたるはそう言って帰っていった。

それから、私は連絡をしていない。
私は携帯の番号をかえた。
メールアドレスもかえた。

会社と住んでるところが近いから、きっと何処かで会ってしまうかもしれない。
幸い今のところは、一度もあっていない。

この先どんなに好きな人が現れてもわたるにかなう人はいないと思う。

たかちゃんがいながら、勝手な事を言うのかもしれないけれど、これは1年前のこと、そして、たかちゃんは今の事なのです。


これを読んで
「ドラマじゃないんだから・・・」
などと思うひともいるでしょうね。
でも、本当なんです。
「本書けるかも」
って真剣に思ってます(爆笑)

今は高速道路を追っかけられたことなんて、笑いネタにして良く話しますけどね^^

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索